嵌り
昨日の第一部コンサートメッセージが「自己阻害」、「絶えず不安」「阻害からの脱出」とお聴きし、歩きながら第一音を待ちます。知らぬ間に空いた穴に光の音が埋まるように、キラキラと飛び込んできます。それなのに、なぜかざらつき感が次第に大きく広がり落ち着かなくなってきます。「絶えず不安」との先生のメッセージが蘇ります。こんなに毎日コンサートを行って頂いているのに、自分が大きな油断をしたら、或いは全く勘違いしていたらと、考え始めた休憩時間です。
第二部「愛の成立」何かがずっとモヤモヤしています。言葉にも形にもならないものが、ずっと奥底に残っています。突然、だからこそ、嵌るものが見えました。毎日コンサートを行って頂いているから?だから何なのでしょうか。自分で自分の言葉に嵌っていました。本来あるものから、別のものにすり替わっています。目が覚めるように、違うと分かると何かが崩れ落ちました。「なるほど」と手を叩きたくなる瞬間と先生の音が、どんと身体に入ってくるのが同時です。何ということでしょう。恐ろしい嵌りであると、気づいたからこそ分かります。身が軽くなり、見え方が変わります。先生のコンサートは、気づくからこそ変わる途轍もない経験の場であると、この度も教えて頂きました。ありがとうございます。