KEIKO KOMA Webサロン

小さな波紋から


学校の期末考査の監督中、「座って、何か作業をしていたが、それはカンニングを誘っている行為ではないか。」というクレームがあったと、教頭から叱責された。「起立して監督してもらわなければ、監督になりませんよ。」と、かれは言う。抗っても仕方がないので、「分かりました。以後気を付けます。」と詫びたが、クレームを寄せた親にも、杓子定規な教頭にも不快感が残る。監督中、文庫本を読んでいるが、必ずカンニングを見つける教師もいる。監視さえ厳しくすれば不正は起こらない、だからどの先生も一様にやってもらわないと、(うちの子に)不公平だ、という理屈が呑み込めない。監視がなければ、何をやってもいいというのか。――わたしが、言葉力を養って、人の心を耕したいのは、こういう「堅い」「狭い」心の持ち主である。部下を死に追いやってまで、文章を改ざんさせる官僚や、自分たちの都合だけで強弁する政治家たちだ。クビになったり、死に追いやられたりしないように注意しながら、一歩ずつ進んでいくつもりだ。

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NPO高麗 東北センターにて
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府中の森芸術劇場 ウィーンホールにて
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新しい人生