尊い日に

4月19日、大切な日に仙台のコンサートに身を運ばせて頂き、心より感謝申し上げます。
会場につくと、桜の花、美しい花々と「桜なかりせば…」の文字、そして高麗さんの輝く笑顔に胸が一杯になりました。

一部のメッセージは理解し難いながら、とてつもない宣言と感じ、「私は実存です」とのお言葉に衝撃を受けました。はじまりの演奏から美しく清らかなやさしい音に、晴美様の存在を感じ、澄んだ空間に安らぎ、共にいて下さることに感謝よりありません。ブレイクのあとの激しく強い音の連続は、ざわざわしていたものや心臓や胸の奥に重くのしかかっていたものを壊し、解き放って下さり、唯々頭を垂れます。

二部の「愛のちから」とのメッセージは心にしみました。ドラマティックな音に心震え、感動の連続でした。先生、晴美様、高麗さんがおられ、いまここに在り生きていること、言葉に尽くせず、ただ涙がこみ上げました。アンコールではこれからの道を感じ、母がなくなった後に頂いた詩書が心に浮かびました。

ウクライナの方と結婚されている日本人の方は無事に参加され、コンサートの後はお顔も明るく変わり、「とてもすっきりして浄化されました！」と喜んでおられました。コンサートの前後で高麗さんに直接その方にお声をかけて頂き、ほんとうに良かったです。次はウクライナ人のご家族も、コンサートをご経験頂きたいと願います。

尊いコンサートを、まことにありがとうございます。

天田敬子