KEIKO KOMA Webサロン

尊い一日


京都で朝を迎え、カーテンを開けると雪がちらついていました。この冬はじめて見る雪です。雪が舞う中、一杯のコーヒーをいただきながらウェブサロンに向かうひとときは豊かと感じます。やることに追われて一日が終わっていくような日常を離れ、このような時を持てることがありがたいです。
迎賓館コンサートからはじまり、最後は高麗さんの即興詩をお聴きし終わる豊かな一日をありがとうございます。木のぬくもり溢れる迎賓館はやはり特別な場所です。比叡山にひっそりと立つ館から世界へ発信、世界を変えるコンサートなど誰も想像できないことだと思います。一部の演奏の後、「いやじゃない?」と先生が皆に問われ、何を問われているのかその時はわかりませんでした。自分の頭がうるさくそれどころではなかった感じもしますが、二部の演奏を経験しおっしゃっていたことの意味がわかりました。ある感情を呼び起こすようなメロディーのある演奏はひとつもなかったです。ひたすらその場に居る、在ることを経験することが生きることそのものです。芯がしっかりすると自由になれることを実感しました。この頃「軸」というお言葉を書き込みで読ませていただいていました。経験していることは軸というのかもしれないとも浮かび、外側が何かに反応することのない自由を感じました。今からの人間の生き方をいち早く経験させていただき、未来へと迎える境遇は大変恵まれています。
京都事務所で開催くださった「本音で生きて下さい」講演会、ビデオ講演会にも参加させていただき、気づくこと、考えることが多かったです。高麗さんの人生を共にし、世界各地を共にまわったように感じる講演会でした。自分と人、自分と言葉、自分とモノ。年始の存在論で二元論についてお聞きしたことがきっかけとなり、その場のことと離れていくときがわかるようになり、何をするにも、どこにいてもひとつの状態が生きることだとこの頃考えていました。
ロシア語のお話を伺うようになり大変面白いです。言葉について理解深まり、人の理解につながっていきます。日常的に英語を使う自分の状態はどうなっているのかも考えないとと考え、どういう言語なのかを勉強し理解を深めます。日本人は日本語を取り戻すことを教えてくださり、戻れる元があることに心より安堵します。私は母語が日本語でよかったといつも感じています。母語で先生、高麗さんのお話を伺え、お話でき、表現できるのです。母語でない言語はもどかしさがいつまでたってもあり続けます。幼子の言語習得とはすごいものがあると驚きます。人間が人間である言葉取り戻し、開かれていくこれからの世界を心に取り組み、生きていきます。

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結工房にて
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高麗恵子ギャラリーにて
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