安らぎ

迎賓館でのコンサートをありがとうございました。

前半は、なかなかピアノに集中できない状態が続きました。頭がピアノの瞬間、瞬間についていけず、「今」に更新できていないとわかりました。

休憩後に、先生から魂の救済のお話しがありました。数え切れない魂が体の中にあるという先生の状態を知ると、自分のことで精一杯な自身の状態に恥ずかしくなりました。そこで、生きている者のとして魂と体のことをわかりたいとの気持ちで後半に臨みました。

演奏が始まると、ピアノの音が体に入ってくるのがわかりました。そして、徐々に体を感じるようになると、体が整っていくのが分かりました。徐々にコチコチだった全身がほぐれてくるのがわかり、やがて全身を感じるようになりました。それと同時に、それまで窮屈だった胸の辺りが、スーッと空間の広がりと一体となるような透明感に包まれました。そして、心身ともに落ち着いた状態に安らぎを覚えました。生きる限り、常にこのような心身の状態にありながら、この体で魂を現わし生きていきたいという気持ちになりました。

ありがとうございます。