宇宙音 狛江高句麗伝説
狛江での高句麗伝説をありがとうございました。
先生のお着物の抜けるような空色が印象的で、ブルーを基調とした舞台背景、かがり火のゆらめきが洗練された美しい舞台でした。
冒頭から太陽のような存在顕れ、その熱いほどのエネルギーを両手いっぱいに受けているような体感からスタートしました。清らかな水の流れ、会場いっぱいに渦を巻きダイナミックな光景に心も洗われていくように感じました。大きな宇宙樹が中心から天へと伸び、まるで自分がその一部になってしまったように包まれていきました。
幾度となく宇宙からの光を受け、とりわけ印象的だったのが青白く散らばる惑星からの光で、最初は見えているのに光が何かの膜に隔てられ、届かなくもどかしく感じていると、音色が変化して膜がゆっくりと取り払われ、その光は額からゆっくりと体内に入り込み、背中から足先を通りお腹、胸を通過して、もとの光の方に還っていきました。
空間が裂けるように光の道が創られ、天から裳裾を翻すような雅やかな光景がなんとも美しく、中心が大切と要の道を進むことを教えられているように感じました。
終盤の宇宙音は激しく振動するような波長を浴び続けているようで、途中くらくらして音から意識をそらすよりありませんでした。今までに音から意識を逸らしたのは2度目の経験ですが、前回も狛江であったことを思うとこの空間の恐ろしさを感じると共に、明日の三鷹に向けて改めて緊張が走ります。状況的にも厳しいスケジュールになっているので、やるべきことに集中して向かうこと心がけます。
ドラマティックなギターの音色に心が揺さぶられる高句麗伝説でした。明日の初の三鷹での高句麗伝説を楽しみに向かいます。ありがとうございました。