孵化 藤色の耀き
迎賓館のコンサート、2部よりライブ参加させて頂きました。
素晴らしい経験をありがとうございました。
先生のお召し物の色合いが美しく、迎賓館の格調高い色彩とピアノの耀きに溶け込み、先生の美しさが際立っていると感じました。対になる赤と青の光が円を描くように溶け込み、まるで羽毛に抱かれているような柔らかな慈しみに包まれ、心満たされていきました。
沸き起こる慈愛に悲しみとも歓びともつかない突き上げる感情が生まれ、落ち着いて聴ける場所を探してよかったと感じました。慈愛の光は内側からまるでヒナが殻を突き破るように外側へと放射し、体全体が孵化するように拡がっていく感覚でした。
高句麗伝説ももう明日となり、高麗さんの誕生日という特別な日でもあり、場所も同じ迎賓館で開催されるからなのか、この殺伐とした世の中が高句麗のはじまりの時と重なり、ここから建国へと向かったエネルギーを体感したような殻を突き破ったのちの鮮烈な光でした。終わった後もしばらくその場から動けず、リアルで参加していたらどうなっているのかと感じてなりませんでした。
藤色の耀きは情熱の赤と理性の青をひとつに、私には京都の講座でお聞きした魂と精神の融合の耀きに見えました。
明日の高句麗伝説がまったく新しい世界になると感じ、楽しみでもあり恐ろしくも感じています。またオンデマンドで聴ける迎賓館の第一部も楽しみに拝聴します。
未来への光をありがとうございました。