存在

ロシアでは5月1日まで外国人入国禁止が発令されました。4月25日のコンサートは延期せざるを得ない事態となりました。まさか、このようなことになるとはと驚きましたが、全ては先へ行く為に動きを創ります。すでにコンサートチケットを購入された方は、購入したサイトに連絡をとれば返金していただけるとのことです。日付けは正式に決定していませんが、振り替えもできるそうです。9月に向け、この度の経験も今までの経験も全て活かし、最高のコンサートに備え、心身を鍛えて参ります。

今日も｢存在論｣応用コースがあり、最高に心身を養い、鍛えていける機会となり、心より感謝しています。

｢存在論」にて負い目と引け目の違いがわかり、最近悶々と考えていても、答えを出せなかったことがよく理解できました。いつも今に最も必要なお話を伺うことが出来、これ以上恵まれたことはないと感謝します。いつもこの恵みは世界の為に役立てるように生き、はたらいていきたい気持ちで一杯です。負い目の意味をお聞きした時、いつも行く先も聞かずに私が行きたい所へ行き、真理を求め歩めるように黙って見守ってくれた両親には負い目があったと感じました。いつか必ず、両親が安心できる生き方をみつけること、元気で生きていけるように真理をわかると心に誓い生きていました。引け目はコンプレックス、劣等感という事の意味もよくわかりました。騙されやすく、自分では何故こんな目に遭うのかと時に嘆くことがあります。内的環境が外的環境を創りますので、内面を問い、変えることに日々尽くしてきましたが、引け目で会う人とはトラブルが起こり、釈然としないものが心に残る理由がわかりました。無から生まれる良心で出会ったら、何も残らないとの先生のお言葉で深く合点がいきました。

続く応用コースにて先生の人生で経験されたお話をよくわからないとこの先生きていけないと感じていました。心臓が止まっても冷静に考えられた先生のお話が今日は、そのような御方に会っていることの意味をよく考えなさいと聞こえました。「箸を持つことまで意識的が介入していると気づいた」とのお話をお聞きした時には、最近感じる全身の痛みは自分の意識で自分の体を痛めていると考えました。意識は自分を対象化し、生命のはたらきに反し、体を使っているので、体が痛んでいるのだと考え始めました。お話の中で私がいるので私のことを言うことは。。と躊躇われながらもお話して下さいました。高句麗の末裔であることは事実でも、私という存在が何であるかであること。高句麗がなくなるのではない。自分自身がどうかでないとずっと歴史に縛られる。今生きている人が自分の存在にならないと過去は変わらない。過去が変わらないと未来は変わらない」とのお言葉は甚く身に沁みます。それこそ最近の苦しみの原因はここにあると毎夜紙に気持ちを書き出すと行き着くことでありました。人の運命が見えたり、木や花の声を詩に書いたり、未来が見えることは高句麗王の資質を受け継いだと受け止めていました。が、運命となっていた高句麗の歴史も先生に出会い、解放され、過去が今に融合し、蘇ることを経験させていただいています。運命も解放され、母の胎内に発生した瞬間の光。真の自分を見いだす経験もさせていただいています。真の自分が存在です。ロシアへは悲願の実現を夢に行き始めました。最初はうれしくて心ときめき行きましたが、話が進むにつれ、辛いことも多くなり、過去の歴史を繰り返していっているようで、体もしんどく、何かが違うと考え、いつもしきり直しをしながら今までやってきました。過去に縛られたら、過去は変わらず、過去が変わらないと未来も変わらないとのお言葉はロシアでの活動の時に感じる苦しみや辛さを考えるとよくわかります。私が自分の存在で生きていけば過去も変わり、未来も変わるとお聞きし、ロシアでの活動も希望が見えました。

以前、三鷹の地での先生のコンサートにて、自分が誰なのか、女であることも、名前も忘れた時、最高に幸せを感じました。先生がおっしゃるように、何処の家に生まれたか、名前、男、女。。。まわりが創った存在で生きてきたのです。本来の人間を目指しているとの先生の表現が生命に沁みます。先生に出会い、運命解放された私達が自分の存在で生きるだけで、世界は変わり、平和を実現できるとわかります。

ロシアでの辛い経験もモスクワでのコンサートがあれば変わると考え、4月25日に賭けてきましたが、まさか延期となるとはと過去をひきずる自分の状態で考えるとやりきれない気持ちになりましたが、自分の存在とし生きていくことを考えると、延期となった9月には全てが報われ、実ると見えます。実りの秋を迎えていけるように今日から真の自分で生きていきます。ありがとうございます。