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存在の花


忘れてはいけない日 3月11日に、府中どりーむホールにてコンサートを開催して下さり、
ありがとうございました。

14時46分はちょうどコンサート会場へ向かって移動中で、歩きながら黙祷させて頂きました。町中ざわざわする空気が漂っていましたが、祈りに心を合わせる時、微かな風とともに静かで厳かな別次元の世界に包まれました。
コンサートの第一部では、私一人ではなく沢山の方達の魂がご一緒に参加されていて、共に経験されている、荘厳さに満ちた空間に居させて頂きました。私は一人で生きていると思っているのは錯覚であり、多くの人達と共に生きているし、亡くなった方々の魂も共に生きています。自分という境が無くなっていき、広い広い宇宙の中でみんなで一緒に生きている生命は愛に満ち、やさしいです。

第二部では、先生のご存在をとても感じました。先生は広い広い宇宙のどこにでもいらっしゃる。地球上のどこにも、巷の中にもいらっしゃるし、身近な自然の中にもいらっしゃる・・。そういう感じが、大地から静かに湧き上がってきました。きらきら光る星のような無数の光が大地から湧き上がってきて、全ての全てをいだき、守っている。そういう感じにずっと包まれていました。
ふと、「自分が今生きてここに存在していることは、とても有り難くて感謝なんだ・・」と、まるで便りのように、きらきら光る星の一つが胸の中に届けられたと感じる瞬間がありました。それはとても微かな感じでしたが、あまりに尊い光の贈りものでした。
「自分が生きて 人とつながる存在の花 」高麗さんの詩集『出会い』の中にある詩の一節が、ページの下に添えられている白いお花の写真と共に、心にぽっと灯りました。

この世で生きていると、第一部のメッセージの中にもありました「生命を軽んじる」と感じるような表現や言動行為によく出会います。悲しいのは、誰も自ら進んで生命を軽んじているとは思っていなくて、それ以前に「生命を軽んじる」という意味さえ通じず、人は毎日を生きて仕事をして世の中が動いていることに直面する時です。
生命を軽んじる表現や言動行為に私が憤ったり悲しんだりしても、それでは世の中と同次元に嵌まってしまいます。
コンサートで頂いた尊い経験を、自分が生きて体現して行くこと、周りがどうであっても愛を実現する生き方をまっとうするだけです。何があっても揺るぎなく中心にあるのは愛であり、大いなる存在のもとで多くの生命、魂と共に生かして頂いていることへの感謝です。

コンサートの帰り、駅のホームでふと向かい側に小さな白いものが見えると思ったら、土手のような所に白い水仙の花が二輪咲いていて、風に吹かれて揺れていました。「あんな所に水仙の花・・!」と見ていると、向こうも挨拶するように揺れていました。
花はすごいです。どんなに小さくても、どんなに暗闇であっても、ハッとするような光を放ってそこに存在しています。

尊い日のコンサートを心よりありがとうございました。

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新五女山
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こんばんは??