KEIKO KOMA Webサロン

子どもに届く言葉を!


「学校はもはや子どもたちの生きられる場ではなくなってしまった。」

つい先日、いだきしん先生が「学校」「先生」批判をなさっていたが、もう40年前に、すでに林竹二という東北大学で名をはせた教育学者が発言していた。事態はますます憂慮すべきことになっていると思い、何とかせねばという思いが募る。

いま、「声」のレッスンを国語教育に取り込めないものかと考えているわたしは、竹内敏晴氏の『教師のためのからだことば考』(ちくま学芸文庫 1999年)を引っ張り出してきて読み、上記の言葉を知った。思えば、教員になりたてのとき、竹内先生から直接「話しかけ」のレッスンを受けたことがあるのだが、しっかり習得もせず、いまに至ったことが恥ずかしくもある。「体の重さを感じてみるところから」とか、「先ずは「恐怖」から離れ、緊張を解かねば、生きた言葉は得られない」とか、「言葉は行動」とかという指摘に、あらためて気づかされることが多かった。遅まきながら、教師として、「話しかける」声の使い方、子どもと届き合う話し方を心がけねばと思った。そして、「演技力」の方でなく、「行動」を伴った言葉を「声」で伝えていく教案を創ろうと考えた。
今日は、二浪の生徒の「受験問題演習」を一緒にやっていたら、かれの「やる気のなさ」がすっかり伝播してしまって、何とかかれを「復活」させたものの、すっかり疲れ果ててしまった。血圧が下がり過ぎたような、めまいにも似た感じもあり、2時間ほど休んでしまった。教師がしっかりしなければ話にならないと思いながら。文庫半分ほどの読書が効いたかも。

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東京カフェ高麗屋にて
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11月1日三鷹市芸術文化センター風のホールにて
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高麗さんです