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大人の情報


花のように咲くマーブリングに身を包む人々の姿をエスカレーターから見下ろすと透明な気持ちになる。昨日のコンサートでは前々回の渋谷のように心臓も体全体も痛くはならなかった。アンコール直前の先生の笑顔に「戻りたい」と強烈に感じて涙が出た。同時に不思議と後ろの席当たりからもすすり泣きが聞こえ、同じタイミングであることに驚く。とにかく戻りたい、あの一番大切だった時に戻りたい、と感じました。毎日疲れているとも思えないのですが、どうしても生きていく上で生じる俗物的な在り方がもう嫌だったのかもしれません。

啓蒙・・・複雑でありながら明晰さを感じさせるパイプオルガンの音色は宇宙から繋がっていることを感じさせる。第一部の目の覚めるようなターコイズブルーのマーブリングのお着物は、先生しか着こなせない墨の模様・・・明晰な知性を感じました。第二部ではまさかのお召替え。テーマは現状とピッタリで思わず聞き入ります。アダムと一体何が関係しているのか勉強不足な私にはよくわからないけれど、、わからないままにそのままアナウンスをお聴きする。虹色に輝く光のブロックはこの世には存在しない金属で造られていると感じ、あるところではジェットコースターに乗っている体感で時空を超えていく。長くて何年も経ったかのようでいて一瞬にして過ぎていく時の中にいて、昨日の失敗した自分からすでに大きく変化していると体感する。

本当はもっと美しく優しく生きていきたいんだよなぁとしみじみ感じ入る。この世を生きていくのは汚れとの闘いで、成長と「汚れること」は表裏一体、紙一重であるように感じることもある。自覚していなかったけど毎日辛い。いだきで生き、本音で生き、汚れずに成長していらっしゃるお手本を目の前にし、希望以外の何でもないことに愕然とする。コンサート前は理由もなく悲しさを引き連れながらうららかな夏の夕方に府中の大地を踏みしめた。仕事は裏も表も地続きで境目はないので一瞬一瞬覚悟と慈愛を持って臨む。

帰りの電車のテレビ画面のニュースで、パレスチナ暫定地区エリコというところで中東最大級のモザイク床を日本政府の支援で整備したという内容を目にする。モザイク画が映し出されたのは一瞬であったが、その均整の取れた美しさに、以前の自分はこうではなかった、と過ぎる。いだきへ通ううちに感性が研ぎ澄まされ美を学ぶことが出来たんだと気付く。

次に先生にお目にかかるまでにどれだけ成長できるだろうか。情報はとても多く読もうとしている本も山積みで、整理してやり遂げる力が必要だ。薄っぺらい上辺だけの文化ともいえないエンターテイメントともいえない幼稚で浅薄な知識ではなくて、ちゃんと誠実に積み重ねた厚みのある知性やそういった知性のある方の著作に触れることができるようになったのもまた、いだきしん先生、高麗恵子さんから真実を学び続けてきたからであり、時代が、空間がきれいになっていることによるものであると感謝致します。

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比叡山より
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南昌荘にて
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深大寺から仙台へと