大事な日
複雑な思いで、目が覚めました。今日から三日間入院します。府中でのコンサートをお聞きしながら朝食の支度をしていると、鳥の鳴き声が聞こえてきました。先生の音と共に奏でる美しいハーモニーが心に響きます。不安な思いの私を、勇気づけてくれてるかのように響きます。今朝のLove&Peaceは、特別に甘く、どこまでも深く沁み入ります。涙がこみ上げてきます。大丈夫と思いながら、どこかで明日の手術に不安を抱いていたのだと気づきました。右手首の骨折は治っても、体内にある金属のプレートに感じる重みと違和感は、ずっとあり続けました。やっとそれがなくなる日を迎えたのです。待ち続けた日でありながら、再度同じところを切開する手首の傷跡を見ると涙が出ます。色々と辛かったことが思い出されると同時に、何よりもまた体を傷つけることが悲しいです。今更悔やんでも仕方ないと思いながらも、涙が溢れて止まりません。
前回の救急搬送とは違うので、今回は先生のコーヒーも準備していきます。明日の最も大事な晴美さんのコンサートは、偶然ながらも手術当日なので病室にてライブ配信で参加させて頂きます。よろしくお願いいたします。そういえば前回の緊急入院時も、参加するはずだった二回目の高句麗伝説を病室で泣きながら聞いていたことを思い出しました。救急車で運ばれながらも何とかして高句麗伝説に行けないかと、そればかり考えて担当医が来るなり外出許可をお願いして怒られたことを思い出しました。自分のことながら笑ってしまいます。先生の音に包まれながら書込みをしていたら、上擦った気持ちが落ち着いてきました。「心配しても、どうにもならないことは体に障るだけ」との先生の言葉が蘇ります。無事に家に帰ってこられるよう、準備を始めます。先生のコンサート配信があり、焙煎して下さるコーヒーがありますこと、何よりもありがたく、心強く、感謝いたします。ありがとうございます。