大事なこと
昨日の「ジェンダをめぐって」の参加を、命のまま決めて本当によかったです。案内を頂いた時、月末に加えてGWの始まる直前だからと、直ぐに仕事上無理だと決めつけていました。ところが、何か大きなことがある前触れのように、「参加せよ」と居ても立ってもいられず決断しました。すると、先日の退院日に院長から抜糸の指定日で示されたのが、何とその日の午前中でした。いずれにしても、休むように導かれていたと後で分かりました。抜糸をして包帯が取れた状態で、参加させて頂き嬉しいです。更に、以前「ジェンダーをめぐって」が開催された時に先生に話をさせて頂いた会社のことですが、事態が突然大きく展開し驚いています。今までの悪い癖で不安に陥りましたが、私が考えることでなく会社が考えることだと直ぐに気づき、頭を切り替えられたのも先生の話を聞かせて頂いているお陰です。もっと理論的に考えられるようになりたいと、講座に臨みました。講座中に何度か涙こみ上げて、堪らない気持ちになりました。大事なことが、自分の中で失われていると気づきました。そして、三鷹コンサートで感じた「生涯が終る」と続く言葉に恐ろしさを感じたことが、先生の「透明な媒質」の話で一層恐ろしくなりましたが、分かることが大事なので「人生と運命」読みます。
今朝起きてテレビをつけると、ニセコのドキュメンタリーが放映されていました。先生が何度も仰っていた、北海道が海外に買われていることと重なり見入りました。現地でペンションを営んでいる日本人が経営難で、その物件を海外の方たちに売買する仲介不動産を思いついた外国人のその方は、日本と海外の人と人の間に「ありがとう」の喜びが以前は繋がっていたと話します。その方もニセコの粉雪に魅せられた方でした。ところが、ある時から一度も海外からニセコにも訪れず、お金だけの投資物件となり、忙殺される毎日の中で無機質になっている自分がいたと振り返ります。そして「大金を支払いさえすればいいのか」と嫌になってやめたそうです。今は失われていく言葉を、時間を止めて見つめる毎日の暮らしの中で、翻訳をしていると語る穏やかな表情と姿を見て胸が詰まります。ジェンダーでお聞きした、あらゆるところにお金が絡んでいること、そして時間のことを更に考える朝となりました。大きな岐路に立たされ、その先には何があるのか。目先のことで判断を見失わないようにするには、憂えることでなく、先生がいつも仰る「毎日を楽しく、元気に過ごしていく」ことです。昨日の先生の「楽しくなってきた?」と、何度も問いかけて下さった声が聞こえます。ありがとうございます。