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“夜露死苦”


「よろしく」の分析から始まった昨夜の応用講座。丁度何かの本で、英語の上手な外交官が「よろしくお願いします。」を言えなくて困ったという報告を読んでいたので、とても面白く聞いていた。コミュニケーションをスムーズに進めるためには「推移」機能の発達が求められるということだが、お話では、そう軽々に使うべきでないとも考えられて困惑もあった。日本語では「世」(よ)は男女の中、関係を指す言葉で、「世界」とは違っていたようだ。(なんと「竹取物語」に「世界の男の子」と出てくる!)「さ」とか「し」とかS音は神の存在を示すようだということも知っていた。(民謡の「さんさ踊り」とか「さいさい」の研究で分かっていた。)それらの知識を「言葉の智恵」にまで昇華できたことは、とても大きな収穫だった。「言葉=生きている状態」というメモがすべてのような気がした。ただ、それにしてもひと時代前の暴走族の当て字「夜露死苦」が面白い。「夜の露の下で死ぬ苦しみ」を分かってほしい、という叫びでと、先生のおっしゃっていた「世の中、清くうまくいくことを願う」という意味が重なって。

 

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