変化する光

府中の森ウイーンホールコンサート２日目　ありがとうございました。
身体の奥深いところのさらに奥。広く深い奥。今まで知らなかった領域。いのちの隅々まで行き渡る音、音、音。きれいにきれいに掃き清められていくような体感に、いのち丸ごと丁寧に整えられていき、今まで感じたことのない気持ちのいい身体の状態は、まんまるでどこにも翳りがなく、生まれて初めてのはなまるです。これが健康…と、心の中でつぶやいていました。この状態でずっと生きていくことはできますか。先生の演奏はさらに続き、そんなもんじゃないんだよとおっしゃっているようです。
第2部の発露の経験は、忘れられない経験となりました。淡い色の光のあらわれ。迎賓館コンサートなどで感じていた、いつものコンサートでは届かないところへ届いた音。うずきだす場所からゆらゆらとあらわれだし、広がっていく。そのあとに感じた事はあまりにも感覚的過ぎて言葉はおろか、映像としても捉えきれない変化。始まりは微かな揺らぎ。やがて徐々に形を成していくように実体を持つなにかはパイプオルガンの音でなければ感じることはなかったあらわれ。薮の向こうに見えた明るい光は、ピアノの音によりかき分けられ現れ、まばゆいばかりの光を放ち融合していく。さらにパイプオルガンの最後の音により２つの光は、柔らかい色を奏で、柱となり立ちあらわれました。
先生の演奏中、ここに書いたこと、書いたけれども時が経ちアップできなかったこと、書けなかったこと、すべて受け容れていただいていることを感じました。この世に生を受けた人がそれぞれ一番良いエネルギーの状態で在る世を経験させて頂きました。
ありがとうございました。