墨文字の風は
「高句麗伝説」のロビー会場に、新たに高麗恵子さんが書いてくださった7枚の墨文字の色紙がタペストリー「砂漠に咲く赤いバラ」をはさみ、詩から先生撮影の高句麗の地のお写真を選んでくださり、詩とお写真が展示されていました。そこへ立つと、詩とお写真から風が湧き立ち、風も香りもこちらに吹いてくるのです。胸がうごきその風の道を辿るように、7枚のお写真と詩書の前を歩みました。これからの人間の歩む道をみました。感動して、雲海の遥か向こうにつうずるのです。墨文字の詩と高句麗の空間。高麗さんの魂の道筋はすごいです。今朝、高麗さんの「風の便り」をおききした時、あの高句麗伝説のロビーの墨文字がおもいだされ、魅きつけられてご覧いただいていた方々の後ろ姿も思い出しました。立ちすくみご覧いただいた方々と目があうと、「風がこっちにふいてくる」「胸が熱くてたまらない」「すごい!風がー!」…とおっしゃって互いに熱くなりました。高句麗の墨文字の詩とお写真を現してくださって、ありがとうございます。