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墨の香り 木漏れ日の向こう


高麗恵子さんから「墨の香り」のお話しをおききし、自分もまた今墨の香りに会いたくて、墨と硯と筆と和紙をだしてみた朝でした。小学校低学年の頃の確かな光景が心のなかに今みているように蘇りました。木造平家の縁側に机をだして、開け放った窓から揺れる木漏れ日とその向こうを見ようとしながら、墨をすっていました。そういう時間が好きでした。サワサワと揺れている緑と木漏れ日は、その向こうになにかがありそうなほど美しく、ときめくのでした。高句麗伝説のなかで詠んでくださった詩、秘密の書を携え、森の中を走り、山々を越えて遠くにいる人のところへ生命かけ秘密の書を届けた高句麗の使者の動きや空気感までも蘇り息をのむ即興詩と音空間を経験していました。今、墨の香りを慕う心の人へ高麗恵子さんの詩集をとどけられるなら、よろこびよりありません。
ありがとうございます。

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