地鳴り
23日の 京都・高句麗伝説 の始まる前から出始めた発熱が 終演後、東京に帰ってからも下がらず、朦朧としたまま一日を過ごしました。22日、神の鳥現れ天女が舞い、世界に散っていった同胞に出会う旅が語られ「人間の分けられた心が一つに」と。世界に開かれた御声の余韻残るまま、翌日「大空に咲く真赤なばらの花…未来は美しい花が咲く…」。大きな赤い花の下から光注がれる光景が見え、引き込まれていきました。いだきしん先生の太鼓音と同時に東明王様 現れ、銅鑼のような太鼓の音色に驚く間もなく 高句麗軍団が登場し目を見張り「今まで見ることのなかったいのちある存在…全ての存在一つに…終わりの無い世界…」と語られるに至り、後ろに鳴り続けるトラックと太鼓が重なり、疾走するように連続する 隙間ない音の迫力に打ち震えました。更なる太鼓の音と共に「源の光あらわる…」と 大いなる存在顕され「傷ついた生命は抱かれ新しい生命に生まれ変わる」と。やがてストリングスと先生のギターの深い音色に身体奥から癒され、そこに「力、知恵 生まれ世界一つに」との高麗さんの御声が溶け込んでいきます。そして後半、会場中が振動する深い音、「覆いとかれ天が開き…」の御言葉。正に地鳴りが起こり、天が開かれる その場に立ち合った体感を得、全身共振。その後の先生の優しい管の音を聴くまで 一瞬、自分が何処にいるのか判らない状態になりました。衝撃は今も尚 続いております。8年前の震災直前に続いた高熱時と似た体調に 戸惑いと一抹の危惧を憶えますが、いだきしん先生と高麗さんに これだけの素晴らしい経験をさせていただき、開かれた時を解り全力で生きます。真にありがとうございます。
岩村ゆかり