KEIKO KOMA Webサロン

君もコクリコ


明治45年、与謝野晶子は、シベリア鉄道を経由して、5月19日にパリに到着。半年ぶりに夫と再会したかの女は、「ああ五月仏蘭西の野は火の色す君もコクリコ我もコクリコ」と詠み、パリの見聞を楽しんでいる。コクリコはヒナゲシの花のこと。秋の今は、さぞ紅葉の美しいころと思うが、なんとなく高麗先生一行の心のようにも思え、思い出した。観光に行かれたわけではなく、新しい意図の実現に向かってと承知しているが、「火の色す」という表現がぴったりのように思えた。パリでのご活躍を思うだけで、こちらまで心ときめくものがある。日々の暮らしに疲れ、仕事の渋滞にうんざりする昨今ではあるが、元気さが蘇る。

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府中の森芸術劇場 どりーむホールにて
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新しい歴史を築く
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