古の時

二日目の高句麗伝説は鮮やかなマーブリング着物をお召しになった高麗さんのお姿に喜び生まれはじまりました。朝電車に乗っていると思いがけずマーブリングを着た方が乗り込んできました。朝出会うとは思ってもいませんでしたので胸に飛び込んできた光にはっとしました。マーブリングの明るさは別次元の明るさです。
高句麗伝説はふたたび笙の音、高麗笛の音に出会えて幸せでした。静かに笙が鳴るなか朱蒙様を語ってくださり、まるで自分も当時にいるように共に経験させていただく深い深いひとときでした。古の時に一気に連れていってくれる笙や笛の音色です。地面裂き、空間震わせる先生の太鼓は自ずと生き方決まっていきます。身体の中心がはっきりし、何があっても揺るがず、この上なく内面は静かです。これからの美しい人間のあり方を体得いたしました。
全く新しいコンサートを経験させていただいた高句麗伝説と感じました。状況が刻々と変わるなか常に新しくなり、一瞬一瞬、一言一言に賭け生きる即興の生き方を学ばさせていただきます。古いものは一切脱ぎ、常に未来へ向かいたいと感じます。二日間のかけがえのない経験をありがとうございます。今日、明日と続く講座にも参加させていただけますこと感謝いたします。