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勉強するしかない


藤井貞和『〈うた〉起源考』と吉本隆明『共同幻想』をやっと読了!年末の成果と思いつつも。自分の不勉強さを思い知ってしまう。どうして現代人でも短歌を詠む人が多いのだろう、短歌と詩とはどこが違うのだろか。応用講座で聞いた「日本人:感性と具象、西洋人:理性と抽象」ということに関連して、日本語の情緒過多の是非を問いたかった。(わたしは「詩」を創ることが、言葉をきれいにすることと思っていて、「短歌」では、結局情に流されてしまって、内面をちゃんと見ないことにならないだろうかと思う。)随分学問的な刺激を受けたが、藤井氏の広範な研究と深い思考力に圧倒されてしまった。後者の方は、なぜ今まで、これを読まなかったのか、という悔恨にも似た思いをしてしまう。たしか、大学の時の「国語学」で「古事記」をやったはずなのに、「古事記」が何も読めていなかったし、「遠野物語」は読んだが、なにも分かっていなた。哲学は苦手、小林秀雄すら敬遠していた愚かさよ、と臍を噛む。近いうちに『言語にとって美とは何か』も読もうと思う。
自分の不勉強を思い知ったけれど、もう間に合わない(悪い頭はどうにもならない)かもしれないけれど、そんなことはどうでもいい、挑戦あるのみ。「いだき」サウンドと講座が新しい頭の回路を開いてくれると思いうので、頑張りたい。

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