冬至・雪しぐれ
雪しぐれ
六甲・七曲りを登っていくと、雪しぐれに
冬至の日、天からのメッセージに歓喜する
白い雪片が、わたしの心を燃やす、不思議
わたしの選択、意思決定を承認してくれて
たとえそれが間違っていても、構わないし
意地を張ってでも、堂々としていたらいい
敬意と盲従は別物、信頼と行動は重ならず
いや理屈より体感が白い世界に戸惑わない
明るい気持ちで、快適に、有馬温泉へ下る
なぜか雪は、わたしを高揚へ誘います。昔からそうで、純白の
積雪、横殴りの雪吹雪、銀色の世界に遭うと、心が燃え立つので
す。かつてはスキーに行くのが楽しみでした。八ヶ岳の雪山で、
ビバーグしたことが忘れられません。そう言えば、わたしが生ま
れた、1943年4月7日の東京は、時ならぬ春の雪で、産湯の水を
捨てるところがなくて困ったと、父が書き残していました。そう
この世に出生した、その瞬間を感じ、元気を取り戻すのかも。
