KEIKO KOMA Webサロン

再生の時


遅くなりましたが、11/1の記念すべき日に仙台のコンサートを経験でき、尊い経験をありがとうございました。

当日はまだ完売していなかったらお声かけして歩こうと早朝につくバスを予約していました。嬉しい誤算があったので、気になっていた金蛇水神社を訪れたことから仙台コンサートが始まっていた感じがしています。
最近はかなり元気になっていたので、調子が悪いという感覚が遠いものになっていました。なので、足が重くなっても体が冷えてもそんなに気になりませんでした。なので道が突然なくなって、その先が何もない平野なのをみて、突然ここは被災地だと気付きました。よく見ると周りは新しい家並みが続き、この平野の先には悲しみを秘めた海があるのだと感じました。

参拝後、そばにあるお茶屋さんで思いがけずおいしいおそばを頂き、そこのおかみさんが亘理の出身だと知りました。思わずコンサートのこと、結工房のことを話さずにはいられませんでした。結ってこちらの言葉でつながるというような意味なんですよねとお話すると驚いたような表情で結工房のカフェに興味あるご様子でした。仙台高麗屋さんのショップカードしか持ち合わせがなく、そちらをお渡ししましたが思いがけず暖かいひとときでした。

コンサートでは第一音から首筋から後頭部にかけて、冷たい風が流れるようで、音と共に何をしても暖まらなかった体が暖かくなって、そんな自分の体の状態に驚きました。堅く閉ざされた大地にも音が染み渡り、光満ちた平野に下からの突き上げるような体感と共に大きな木が天に向かって伸びていきました。美しい緑が光に映え、再生の時を知らせているような体感に心が暖まり感動で震えました。

休憩時間もまだ手先の感覚がにぶく動かしにくくなっていて、改めて頻繁に行われている都内のコンサートとは違うことを感じずにはいられませんでした。何かにふさがれているような重い空気を感じつつスタートした第二部でした。演奏ともに雲間から光がさすように空を覆っていた淀みがとれていき、光と繋がった時にはやっと生き返った解放感に心満たされ、新しく生きる時の到来を感じていました。終わりは始まりであると…

いろいろ感じることの多い仙台コンサートでした。貴重な経験をありがとうございました。

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