全体

昨夜の高句麗伝説ほど、何もないまま、ただそこに在るがままにいた経験はありません。余計な自分の思いも、感情もなく、そこにいました。澄み切っていく空間、存在が露わになる時の底知れぬエネルギー、邪を払うかの如く冴え渡る、あの空気はどう表現したらいいのでしょう。抜け切る潔さは、何もないからこそだと分かります。恥ずかしいですが、初めて「世界」が見えました。

仕事においても全体を見ていないが故に、すべてがパッチワーク的対策に過ぎず、結局は何も行っていない事が多いと気づきます。時間が経つ分、問題は大きくなります。今こそ真正面から、逃げずに現実と向かい合い、具体的に取り組む時とよく分かります。時間だけを気にして先送りしていたツケが回ってきました。全体が見えたからこそ、自分の見え方、在り方も変わりました。ありがとうございます。