全てのふるさと
途轍もない「高句麗伝説」に参加させていただき、誠にありがとうございました。音があらわれていくと、いきなり身の置き場がないほど多重であまりにも深く、はてない空間が全部で自分が何処に位置してるかもわからないままに、じっと高麗恵子さんの声をたよりに身体中が聞き入っていました。朱蒙さまが、お母様と今生の別れをし、歩きはじめるとき、幾度もおききし、知っている場面でありながら、号泣し、家に帰ってからも、些細なことと重なり再び号泣がとまりませんでした。全ての生命が輝き生きられる場。みんないていい場、みんな帰れる場は「遥か彼方」「いだき」です。蒼い風吹く時、足下から頭のてっぺんまでざざーっと鳥肌たち、身震いしました。胸の奥の奥まではいってくるバリトンサックスの音。そして、あっという間に「父」の詩の音がなっていました。高麗さんがおんぶされているお父様の体温までつたわるほどあまりにリアルで、出会わせていただいていることに感謝よりなかったです。みんなで心通いあい拍手をしているだけで、うれしかったです。
世界中の人々の心をなにからも自由にし、なにも縛らず、おーきなひとつにしてくれる大ロマンの風が大宇宙に吹きぬける「高句麗伝説」。出会う人全てに伝えていきます。出会えた人生、ありがとうございます。
誠にありがとうございました。