光の扉 新しい次元へと
ヤマハのコンサート、新しい扉が拓かれた感動に包まれて、満ち足りた気持ちでいっぱいになりました。情勢厳しい状況の中、渾身の演奏をしてくださる先生のお姿に胸が苦しくなりました。本当にありがとうございます。
今回のヤマハはびわ湖の前夜祭のように感じ、本当に新しい創造が始まることがはっきりとわかりました。
三鷹のコンサートの相反するものの融合を受けてか、演奏の冒頭から新しい大地生まれ、豊穣なる大地の実り、金色の波が揺れるような稲穂の新しい瑞穂の国を感じました。第一部のメッセージ、光のかなしみと聞いた時、浮かんだのは去年の年末の奈良の高句麗伝説での白い存在が内側に入った時に広がったかなしみ、また悲しみの涙が流れるのにその原因がわからなかった北上のコンサートを思い出しました。今回のコンサートでは光注がれる瞬間も内にかなしみが混じっていなかったことに衝撃を受け、本当に新しいはじまりであることをまざまざと感じました。水の洗礼、天から泉が湧き注がれるように聖なる水が会場を清め、水色の清らかな愛に包まれて心満たされていきました。
AIの兵器の抑制に難色を示すロシアとアメリカというニュースを聞き、先日のアントレでの欲のお話もあり、いのちないものにいのちを預けるなんて、まるでラジコンかゲームのようにいのちが扱われることにどうしようもない憤りを感じていました。コンサートで水色の世界に包まれた時、心満たすものは内側に探せと光が内側で爆発を起こすように言葉が生まれ、一つの欲が満たされると空虚になり、さらに別の欲へと食い尽くすようにあった今までの人の在り方を糺されているように感じました。
第二部では天に光の扉が開き、かなしみのない混じりけのない光が注がれ、新しい人類の歴史のはじまりを予感させるようで心が沸き立ちました。開かれた扉からは光の帯が翻るように新しい道が拓かれていきました。琵琶湖でのスタートを祝うように空間は輝きに満ち、北上で闇の終焉を迎えると感じてなりませんでした。
歴史的な瞬間にある今、渾身の演奏をありがとうございました。