先生にお会いするということ
昨夜の応用コースで、人生を考えていますかと先生が問われる度に、俯くのが正直な私の有様でした。病院の話は、つい母のことと重なり身に沁みます。幸い母は先生に生命を助けていただき、今生きております。特別養護老人ホームで決められた条件枠内で生きることは、面会の度に考えさせられることです。ですが先生の話をお聞きしながら、特別な場所に限られたことではなく、社会全体と捉えると生きづらいことは当然でした。せめて自由に歩ける私がしっかりと生き、母に会いに行くと決めていましたが、改めて自分の人生としてどうなのかと考える昨夜でした。
「婆さんみたいなこと云ってるんじゃない」と仰った先生の言葉に、思わず笑ってしまいました。確かに私も婆さんみたいでした。福井での話は面白くてわくわくと嬉しくなります。今まで生きて培った経験や知恵を活かし、人から人へ伝わりつながる場創り。なるほどと見えるものがあります。商売の在り方と人生はひとつであると考えると、生きる希望となり力が湧いてきます。先生に直接お会いして、目の前で声を聞ける講座の威力です。いだきの場創りはエネルギーに満ちていると、改めて実感しました。
朝方、夢を見ました。私がダンスを教える立場に抜擢されたのです。ところが教える方たちが動く以前の態度や在り方があまりになっていなくて、大事なことは何かを伝えている夢でした。夢とは思えないリアル感だったので夢で私が踊って見せた動きをしてみたら、あらら。ちっとも上手く踊れずに笑ってしまいました。笑いながらも自分の中で勝手にできない、ありえないと決めつけてつまらなく生きている自分に気がつく朝でした。未知なる自分は、可能性に輝く力を秘めていると夢が教えてくれました。自分を否定して、もうやめようといくら言い聞かせても、何も変わらないことにうんざりしていました。否定から始めるのでなく、まったく新しいリズムを創っていけばいい。そう考えたら気持ちが楽になりました。愉しく生きる。そう書いたら、最後に先生が仰った二つの言葉が気になりました。自分の言葉に嵌って縛られていたことも関係するのでしょうか。核心に触れるようで緊張します。