先生にお会いするということ
一気に寒い盛岡の地でお聞きする先生や高麗さんのお話にも関わらず、体の中から暖かくなりました。
存在論ではあまりにもスケールが大きいお話に自分が考えてきた人間とはを超える身のうちに歴史を刻む人間なのだと気付きます。胎児期を解く時に生命体の発生からを体感して生まれる人間であることは以前よりお聞きしていましたが、どんどん前提が覆される感じでした。特に驚いたのが いだき講座で歴史の因子が解消されると同じ傾向の人は来ないから短時間でやれるようになっているということ、以前から聞いていて 何気なく受け止めていたことが 今回驚きを持って響きました。
命あるということは何かを生み出せること、動かせない霊魂の想いも共に報われることが世界を変えることと、やっとしっかりと腑に落ちました。連綿と 続く 魂を考えると、今を生きる私達がやりきることが生きている人間のやるべきこと であると ようやくはっきりと理解しました。
また応用コースの演奏がはじまり、あまりにも胸がひらき鮮烈な光に何かがひっぱり上げられるような浮遊する体感に驚き、東北センターのピアノは魂のあらわれを感じる響きでした。
武将の体を預かった曲直瀬道三先生のお話は共感する所が多かったです。脈診は私も 以前お師匠からやり方の手ほどきは受けましたが緻密な臨床が求められ、実際に治療に取り入れることは断念しました。薬に関しては上薬中薬下薬に分けられ、良い薬は上薬として食養生して体を整えることという、多分中医学をベースにされている考え方に基づき、食事指導もしていましたが、環境が変化して飽食時代の栄養失調と言われる現代では変化に対応した新しいものが必要とも感じました。
100%ではなく 90%で持続できるように、というお話も心に響き、いっぱいいっぱいになる自分の傾向を反省し、90%で全体や先の見通しの余裕が持てるように心がけていきたいと感じました。またその方が結果として 最小の労力で最大の利益が得られるようにも感じています。頭の悪い自分の状態を反省しました。
高麗さんのお話からシリアの上映会と先生の音楽の催しをやるとお聞きし、心が動きました。シリアは理由がわからないままに出会っていく何かがあり、やるべきことを探していきます。
日々生まれ変わるように生き、要の表現を心がけます。ぬくもり溢れる要の講座をありがとうございました。