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先を創ることが愛


「津軽、弘前のいだきしん先生のご家族、ご自宅が いだき  そのものです」、と仰る高麗さんのお話は自分の身の内にしっかりとあり、かつて先生、高麗さんに同行して何度かお邪魔した時に厚かましく撮影させていただいた映像を約30数年ぶりにたっぷり見せていただきました。高麗さんではないですが!? (笑)、自分が撮ったこともすっかり忘れ最前列で「今ここ」の高麗さんを撮影しながらも同時に感動して見入っていました。熊本城の31時間演奏の時に使ったベーゼンドルファーをご自宅で演奏された「あの時」も「今ここ」に存在共にあるように鮮やかに蘇ります。実に多くの企画をご一緒させていただき、愛の経験は山ほどあることも今更ながらに自覚します。書ききれないほどの経験が身の内にあり「天生」を生かして「いだきで生きる」ことを模索してきた軌跡が一気に上昇、融合する経験となりました。

高麗さんがイランでの「熱誠」について語られると長い間自己の中で未解明のまま眠っていたものが噴き出てきました。熱誠のコンサートCDは随分長い間、毎日のように何回も何回も聞いていた時期があります。自分の人生で大変大きな転換点と感じ決断する時も「熱誠」ということばが身の裡から出ました。そして今があります。会場でお久しぶりにお会いする先生、一緒に歩かれるご家族、あの時にご自宅と周辺でご一緒した晴美さん、お母様、今回は画面には出られませんでしたが学生服姿の克哲さん、自宅にちょこんと座っていた笑美さん、愛さん、・・。
ご家族の愛、暮らしから生まれたいだきしん先生のいだきの原点、その原点を会場で経験しながら高麗さんの詩と語りが「いだきの原点」を「今、ここ」で存在として表されている尊い経験の場でした。愛のフィールドは異次元世界を次々と融合しながら深淵に向かっています。

会場での全ての撮影が終わって高麗さんの「時の威力」をいただきました。きれいに並んでいる本たちのど真ん中に存在する本に自然と手がいきました。表紙を開くとぐぐっと浮かび上がりました。

「先を創ることが愛」

前回の「出会いの一日」でタンザニアコンサートが上映され、その夜に活動記録を読ませていただきました。コンサート後にいだきしん先生が「自分の人生は終わった」と話されたとの高麗さんの文章がありました。その文章がずっと心にありましたが、わかりました。
「出会いの一日」「いだきで生きる」の経験は次々と先を創る気づきと動きの融合と創造です。高麗さんの詩と語りをいだくようにして存在されるいだきしん先生のおはたらき、大いなる存在に心よりありがとうございます。

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東京高麗屋にて
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府中の森芸術劇場どりーむホールにて
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仙台 電力ホールにて