偉大なる継続、真理の探究。
真理の探究は「第一のこと」を追い続ける「継続」であること、その際に一貫した生きてる姿勢が問われることを いだきしん先生ご自身の姿勢と表現にて示していただいたアントレヌールサロンと拝聴致しました。あっという間の時間でした。真にありがとうございます。「死について」がまさか いだきしん先生が子どもの頃に入退院を繰り返され、病床にあって「眠れないので読んでいた」とお聞きしていたキェルケゴールの「死に至る病」に繋がっていくとは想像もしませんでした。死に向かって生きるこれまでの人間の状態があり、先生の身体にさえも巣食っていたとお聞きしびっくりしましたが「死の壁」をコンサートで解決されていたとは驚天動地の極みです。
音を通して私たちも経験させていただいたとのことを「黙って聞いているという分かり方」ででも、受け止められる自分はやはり、いだきしん先生のコンサート、講座の継続によってもたらされたものと確信します。11/27のコンサートメッセージに「生きて生まれて・・」とあるのを「生まれて生きて」ではないか、と考えてしまう浅はかさも「全面的な愛」についてお聞きすると、生命の深い深い神秘の世界に誘われます。「えっ、どういうことでしょう?」と疑問が湧き、知りたいと感じたその瞬間に質問になれば先生との対話が始まるのでしょうが、まだまだ0.4秒をはるかに超えてズレが生じてしまいます。今まで生きたままの身体で「新しい生命」「新たな内面」に移行していくお話も「黙って聞いているという分かり方」で辛うじて理解します。わからないままにも「人間とは?」「真理とは?」を先生から継続してお聞きしてきた経験が理屈を超えた理解につながり、かといって何か意見や質問を発するわけでもなく分かっていくという残念ながらも、不思議な在り方です。でも、わかることはとても有難いことです。
さらに社会の動向では、社会保障を専門にやってこられた先生が、社会保障がなくても生きられる社会について考えておられること、貨幣論へのあくなき探究も信用から生まれたお金は実は税を払うためだったとのお話は、目から鱗がボロボロと落ちました。学生時代の経済学部の学生たちがよく話題にしていたケインズという名前が古い過去からググッと新しい世界に登場してきたように感じました。ホリエモンが漫画200冊を読破し、起業につなげていることなど、いつも多種多様な方々、事象について次々と社会の「今」を解き明かされて私たちに提供してくださいます。社会の「今」の理解が深まり、社会的人間としても豊かに生きられます。
このような言い方をするとコンサートのみならず、講座に於いても我々は黙って座っていれば良いように勘違いしてしまいがちです。しかし、後半で先生が一人一人の存在をどう生かすかの時代になっていると仰いました。冒頭に「どのような頭でも古い」とお聞きし、そのまま納得する自分と一方で暗澹たる気分になる自分がありましたが、あらためて先生のコーチングをしっかりと受けて、自分の存在を明確にして豊かに生きていくこと、傲慢な頭を消去し、謙虚に生きることに答えがあると考えます。すでに経営は日常性に密接に絡んできているとのお話が最初にありました。そのことは日々敏感に感じるところであり、これまでのいだきの継続が飛翔へと繋がる希望を持って1日1日を大事に生きられます。いつもありがとうございます。