伝え続けること
11月1日「高麗恵子 父を語る」オンデマンドのお知らせが、とても嬉しいです。皆さんの書込みを拝見し、ビデオ講演会を拝聴しながら、とても羨ましく思っていたからです。高麗さん、ありがとうございます。
一昨日、母と電話で30分ほど話をしました。月1度の10分間だけの面会の間の空白を埋め、母の気持ちを聴くにはどうすればいいかと考えていました。施設の方に協力をお願いし、携帯電話の介助の快諾をいただき嬉しかったです。母から聴いたことは、出来る限り改善策を含めて施設の方に伝えています。幸いなことに、担当の女性が母や私の気持ちをよく理解して下さる方で、リーダー会議の結果もきちんと私に報告していただけるのでありがたいです。お陰でスタッフの方の言葉遣いと、母の席替えが改善されました。母は、嫌なものは嫌なのです。可能な限り、終の住処で嫌なことを我慢してほしくはありません。その為に、だからこそ私がいるのです。もちろん、すべてがすべて変えられるとは思っていませんが、きちんと伝えていくことがお互いに大事なことです。今回も食事のことを母から聴いて、以前からの課題ではありますが再度連絡しました。本来ならお風呂と食事は癒される楽しみな時間であるものと、母も言葉にする通りなのですが現実は異なります。お風呂に関しては母も考えて工夫をしているようですが、食事だけは本人ではどうにもなりません。回答を待ちたいと思います。今回とても嬉しかったのは、母が電話で何度も笑ったことです。顔は見えませんが、こんなに嬉しいことはありません。母が話してくれることが何より嬉しく、少しずつではありますが前に向かっていきます。