仙台コンサート
去年の今頃、母の心臓がもう老衰と医者から言われ、谷底に突き落とされたような悲しみとなり、実家で妹とふたりして母の看取りがはじまりました。まだ今頃は、年明けの行事のようになっていた海の見えるホテルになんとか行けるようにと一抹の希望を持っていました。
それが段々、クリスマスまではとなり、クリスマスイブの前日に急に逝ってしまったこと、最後まで頑張って生きた母のことをコンサートの2部でまざまざと思い出してしまいました。
お母さん、凄いね、立派だったねと、悲しみは感謝へと変わっていきました。生きる生命そのまま私達姉妹にみせてくれたのだと感謝に変わりました。
身体の内側にある魂は心、魂の器である身体が痛いほど広がって、生まれてありがとうという言葉ばかり生まれていました。
誰の生命も大切で尊く、愛しい存在、悲しみと感動と未来が共になり、涙が溢れ出しました。
子どもの頃から泣き虫だったので今も感動は涙涙になってしまいます。未だ知らない世界がピアノの音となり、ひろがっていきます。あきらかに知らない世界がはじまっています。
みんな大切ないのち、生命、魂を持って生まれたことありがとうございます。