KEIKO KOMA Webサロン


25年前の今日も暑い朝でした。悲しみが心をつつむ知らせが電話を介して届きました。その時の光景は、私の心に刻まれ、時の経過と共に色褪せることはありません。出合う人々を明るく照らす笑顔で迎えてくださる高麗恵子さんのお母様や、京子さんが車椅子を押されるお姿は、不思議なほど懐かしく感じます。高麗恵子さんの親孝行ぶりに触れたとき、私は自分のあり方を深く恥じました。それまで、いだきの活動でお忙しく、ご家族のことはほとんどなさっておられないと誤解していました。しかし、高麗さんは一分あれば電話を、三分あれば訪問を、そして三十分あれば吉祥寺のデパートへと買い物に出かけ、ご自身のご両親だけでなく、お手伝いさんの分まで考え、様々なプレゼントを贈っておられました。これはたまにのことではなく、常にであり、お電話は一日何回もなさっておられました。私にはそこまでできませんでしたが、とても感動し、考えを改め、親を深く受け入れ、様々な事を心掛けるようになりました。その結果、母との関係は改善され、特に父が亡くなってからの約四年間は、一日も電話を欠かさないようになりました。
“いだきファミリー”と先生におっしゃっていただいていますが、講座やコンサートに参加される方々のご家族と接するとき、自分の親戚以上に親しみを感じます。受講させていただいている生命の素晴らしいことを表す言葉がみつかりません。ただやはり、ふとしてさびしい気持ちが溢れることはよくあります。生死の境界を超えて生きる、人類史になかった新しい生き方に向けて、挑戦し続けることができる今、何よりも大きな希望を胸に抱きます。

先月23日のコンサートから、頭にアプローチして下さっていると実感しています。能力が高まっていると、うれしくなることが増えてきました。IDAKIボランティア活動にて “もっと早く、もっときれいに”という合言葉の下、常に挑戦する喜びを学ばせていただいています。私自身は今ほとんどお手伝いすることができなくなってしまいましたが、DM作業の手紙を折る楽しみや、封筒への切手貼りなど、高麗恵子さんと楽しく働かせていただく中で身についたことは大きいです。

今、壮大な時代を生きることができるよろこびに溢れ、感謝の気持ちでいっぱいとなります。高麗恵子さんのお母様との思い出が次々と蘇り、その度に涙が溢れる朝、言葉にならない何か尊いことを感じます。人と人が心通い合い、真の幸せにみたされる世の中を創りあげていきたいという気持ちでいっぱいです。

いつもありがとうございます。

 

 

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