KEIKO KOMA Webサロン

人類の適応


遅くなりましたが、盛岡での応用コースと死についてをありとうございました。

永久凍土のお話しの中で、2つ大きな気づきがありました。いだきが、地球温暖化への「適応」と大きく関係していること、気候変動による影響の「シミュレーション」を見据えていらっしゃることです。

1つ目は、いだきのアプローチが、気候変動への適応と直結することです。迎賓館等でも、人間の能力を高めることで、異常気象にも負けない強さを身につけることが必要であることを拝聴しておりましたが、今回の講座では、「適応」といことばを使われていたので、両者の関係が自分の中で明らかとなりました。今日の気候変動への適応に関する一般的な議論は、将来の気候の脅威に対する社会経済システムの脆弱性を克服するため、社会の適応能力を強化し、強靭性を高めることと理解します。そして、適応能力を強化するための一般的な方法は、ソフト面でいえば「教育」や「普及啓発」等の域に留まります。一方、人間の内面を変えるいだきのアプローチは、気候変動問題においても、他には見られない全く新しいものとして、とても新鮮に感じられます。

2つ目は、地球温暖化による影響を科学的に把握することの重要性をいだきとして認識をされていることです。そのためにはスーパーコンピュータ並みの精度で将来の影響について予測(シミュレーション)を実施されたいとのことでした。科学的な根拠を示す手段として、シミュレーションがやはり重要であることを認識するとともに、予測結果は、いだきの営業戦略に生かされるものと個人的には理解しました。また、通常、シミュレーションを実施するだけでは、適応のための具体的な解決策を提示したことにはなりませんが、いだきという人類に普遍的な解決策を出口とするシミュレーションであれば、その実施意義は大きいと思われ、シュミレーションに対する見方も変わりました。

今回のお話しをお聞きし、いだき受講生のひとりとして、世界を変える活動に何らかの形で関わらせて頂きたいと思いました。自分に何ができるか、必要とされるためには自分は何をすべきか、具体的な検討が必要と思いました。大学院では気候変動の適応を勉強し、近年は、気候変動の適応に関する仕事に携わるようになりました。ただし、適応の業務も幅広いため、例えば、気候モデルの操作やデータの統計的な処理・解析などは未経験もしくは経験が浅くもあり、知識、技術、能力の向上という点では課題が山積しております。場合によっては志を共にする仲間を探す必要があるのかもしれません。また、多少先走りますが、シミュレーションによる適切な予測・影響評価結果を得るためには、専門家から意見を得るために歩いて回る必要性もあるかと思われます。いずれにせよ、地球が危機的な状況にあり、残された時間も少ない中で、自分はどうするのか、昨年の面談で表現させて頂いた森づくりの件も含めて、今後の方向性を考えて参りたいと思います。

ありがとうございました。

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