人間
物干し場から見る太陽の位置、夏に比べると随分低くなっていると、暫し眺める。
光のホールコンサートの翌日、ラジオから聞こえるリポーターの話の中の言葉の、自己満足に刺さってきた。翌日の仕事の作業を終え帰宅する内に、今まで自己満足で仕事を進めていたと気づく。自己中かと思う。内面の声をより聞くことかと思う。
昨夜、作業場から帰宅し、考えることを避けてきたんだと浮かぶ。考える回路を外し物事を捉えているとフッと感じる。昨夜帰宅途中に、応用コースライブを最後の最後をちょっとだけ聞けた。
光のホールコンサート ライブ、豊かな人間の香り。ピッタリひっついて隙間の無い状態から、かたい花の蕾の一枚また一枚と開いていく先に、空間現れるような音に、身体開いていく。愛語る空間あらわれる。
内面奥深く深くに滔々と注ぎ込まれる、豊かな人間になるように、目覚めるように、正気になるように。花咲くように開いていく。
広大な宇宙を高速で進んでいる。ぐーっと肚に力入ってくる。繊細な光の点滅、物語るよう、永い永い流れの時のことを。明けていくように、身体の軽やかな広がり、温もりを伴う。神秘を感じる。連続していく美しさ。地上にいる幸せ、大地の温もりに抱かれて、自然の美しさの中にいる喜び。穏やかな営みのしあわせ。永遠に広がる安らぎ。人間の気品。
飛び出していく明るさ、軽やかさ。軽やかに展開していく、華やかさ。
ありがとうございます。