人間の基本、新な地上に実現

東北の応用コースでは、いだきしん先生が最初に仰った、かつての「ベトナム」や「アフガニスタン」とは全然違う状況が起こっているとのお話が肌身を通して伝わりました。少し前の講座で先生が「ずいぶん早まっている」と仰っていたこともあらためてそのまま受け止めます。その時の先生のお話には主語がなかったのですが、主語のない状況もそのまま受け止められました。そしてウクライナとロシアとのことが起こっている世界の「今」、どっちが良い悪いではなく「人間の基本」で攻めるしかない、新たな地上を創るしかないとのことでした。いつか必ず人間世界に起きるであろう「このような時」のために、いだきをはじめられたことを、これまで以上に詳しく深く深く「人間の基本」として教えていただいたと感じました。終わりのない講座のように聞き入り、終わる感じが全くしない講座でした。「いのちのちから」がずっと身の内で活性化するかのような深夜に東日本で地震がありました。先生、高麗さん、皆さんのご無事に安堵しました。

このところ、今、ウクライナやロシアで起こっていることが、自分の身近な小さな地域でも起こっていると感じて来ましたが、それはまさに「人間の基本」です。心ある人々が自らが暮らす「場」で表現し始めています。先生がずっと探求され、実践されて来た人間の本質の叫びが反自然的な状況のウクライナで起こり、長年「平和ボケ」と言われてきた身近な暮らしの中で起こっています。その暮らしの中から発見、発掘してきたふつうの人々の暮らしに根ざし、日本各地の小さなコミュニティで興してきたことが国に必要になって来ていることも先生が仰る「早まっている状況」とごく自然にリンクしていると今、感じます。

長い間、受講生として「いのちのちから」がはたらく身体として鍛えていただき、次々と愛を経験させていただき、この時代のど真ん中に存在することに感謝致します。いよいよ「いだきアントレプレナー」の時代に本格的に突入し、先生ご自身は20歳でご両親の籍から抜け出て独立宣言されましたが、昨日は一人一人の独立宣言の日であったと感じます。いつも貴重な経験の場をありがとうございます。