KEIKO KOMA Webサロン

人間の原点


一瞬一瞬生命感じ経験する講座を楽しみに伺った京都応用コースでした。私の周りは最初先生のピアノが始まってもごそごそ鞄の中をいじったりと雑音が多く、目を閉じ更に集中していきます。うるさいと頭に掠めながら突然深い悲しみ込み上げ涙ぽろぽろ出てきたことには驚きました。ハンカチをすぐ取れるようにしていなかったので大変でしたが、応用コースの短い演奏でこのような反応になるとは思っていませんでした。
人間は言葉を発生して人間になり、その言葉が自分縛るなんてあり得ない旨お聞きし、そのような発想をしたことがなかったので人間の原点に目から鱗でした。私は以前の講座で日本語と英語の主語のお話をお聞きしてから目が覚め、現代英語の脳になってしまっていた自分を自覚し、主語のない日本語が基本であることを取り戻しました。美しい自然を前に自分が主語になれば一つになど成り得ないことがそのままわかり、自然が主語であることもわかりました。それを知り万葉集の詩を読むと古代の日本人が当たり前に自然と一つに生きていた感性は言語感覚が現代とまるで違うことがわかります。主語のお話をお聞きしてから自分の本棚にそのような本があったと探し見つけた本には英語にも昔は主語がなかったと書いてありました。フランスから攻められ支配層がフランス語になっていた時代に一気に主語が増えたとのことです。日本語も欧米との接点が増え、現代の日本語へと繋がる道を辿りました。言葉は人間が人間になった原点であることを取り戻していける今であることに希望を感じます。状況により移り変わっていく言語に、生命生きられる新しい世界がどんどん創られ現れていっている今、自ずと言語も変わっていくことがわかります。そうでなければ新しい世界では自然と消滅していく道を辿るのだと思います。
講座の終盤生命温もりに包まれ、まあるい空間になっていました。この経験があるから生命は講座に来ることを求めるのだと感じます。
生命感じお聞きする高麗さんのビデオ講演会は高麗さんのエネルギッシュなテンポと一つになり楽しかったです。ふと見る意識、見られる意識って何なのだろうかと浮かびました。感覚的には頭に別物がいるような感じです。体から頭へと上がっていくのが本来の意識のあり方と感じる今です。
京都滞在の最終日の人間理解深まる尊い時をありがとうございます。

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いのちの食 キッチンラボにて
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レバノンにあるシリア難民キャンプより
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仙台高麗屋にて