人間になる

連日のヴォイス対談をご提供いただきありがとうございます。人間の条件は本棚に在りましたが、活動的生から読み始めています。一昨日昨日の対談から自分の気持ちが整理され、自分がどう成りたいか、今どこに立っているのかがわかります。どうしてなのかはわかりませんが、いつも人間になりたいという気持ちがあります。今も種でいうならば、人間として生まれ生きているのにも関わらず、人間になりたいのです。6月のコンサートの数々のメッセージ、メッセージ通りを身体で経験し、私がなりたいのは本来性としての人間であると今は理解しています。本来性としての人間とは、疎外の対極にある姿であり、アーレントさんが表現くださった、労働、制作、行為全てを理解、含みながらも行為し続け、成長、進化し続ける存在であると感じています。行為するは、人、植物、動物、地球上のあらゆるものが生きる未来を創ることにつながること。まさに希望の灯りをともすように。この経験を日常生活の中でも行為し表現することと今ここに表現させていただきます。ベランダの植物たちは驚くほどエネルギーに満ち、天を目指すように元気です。球根で増えるはずの花が、なぜか色々なプランターから芽を出し可愛い花を咲かせています。よくわかりませんが、一緒にこの時を経験し喜んでいるような今日です。今まさに必要なメッセージをありがとうございます。企画いただいた高麗さん、そして先生に心からの感謝をこめて。後藤美香