人間とは
居ても立ってもいられず向かった仙台コンサートの翌日の朝、やっぱりと一抹の不安が現実となりました。人間は精神を病んでしまう前に、助けることはできないのでしょうか。体が拒否反応して出社できないとの連絡が入りました。「まだ1ヶ月半しか経っていないのに」との言葉を聞き、時間の長さではないと思いました。私も1年前は、もっとひどい環境にいて、その方と同じ状態にならなかったのは、先生にお会いし、講座やコンサートで助けて頂いたからです。今に至っていることは感謝しかありません。1番の繁忙期に1人で業務を行うのは、正直しんどいです。ですが、それは自分の能力がないからだと受け止めています。もっと自分の能力を上げることを考えずに、言い訳や周りのせいにしていることを自覚したことから、2月が始まりました。今の状況をものともせずやり切ったとき、次に向かうのだと考え府中へと向かいました。ところが、第一部「愛を実現するからだ」とメッセージをお聴きしながら京王線に乗りましたが、お客様同士のトラブルで電車が大幅に遅れました。調布駅で丁寧に対応して下さる駅員さん以外は、無表情で我関さずとしか見えない周りの人達は、皆んなスマホで下を見ています。丁度休憩時間で先生の音もなく、怖くなってとにかく全速力で会場まで走りました。第二部の演奏直前に座り込み、ここには人間がいるとほっとします。とてもかなしい横顔の、美しい女性の顔が大きく見えます。知らない方でしたが、強く心に残りました。メッセージは何だろうと思いながら身を委ねていたら、先程の考えは違うと分かったのです。やり切ったときに次に向かうのではなく、既に次に向かっていました。大きな違いです。第二部のメッセージ「「天空」から」を、高麗さんの書込みより知りました。人間でありたいと願います。