KEIKO KOMA Webサロン

人間とは


昨日の朝は、仕事のクレームの電話対応から始まりました。こじつけた内容は、感情的に責めるヤクザの脅しと同じでした。一度私に捲し立てて気が済んだのか、以前から知っているその方の豹変振りは相変わらずだなと冷めた気持ちの分、ぐったり疲れました。とはいえ、その隙を与えたことは私が反省すべきことと受け止め、気を引き締めろと気づかされました。

重い気持ちを引きずりながら、三鷹に向かいました。「中東編」の遺跡を眺めながら、さっきまで自分がいた世界が遠のいていきます。まるで違うこのやさしい風と光は何なのでしょうか。シリアの人間の表情の作品が映し出されると、その豊かな表現に見入りました。以前から大好きな場面でしたが、人間の本質をユーモラスに表すシリア人は、改めてすごいです。どんなことも表現すれば、変わるんだと学びました。そして「高句麗編」が始まりました。五女山城の城壁の石垣を、皆で一つ一つ運ぶ光景がはっきりと見えました。魂一つで生きたその息吹の中で、人間とは何かと考えます。ずっと左後頭部が引っ張られるような嫌な痛みは、午前中の出来事がこびりついていたのかもしれません。それは取るに足らないことでした。気づけば痛みは消えていました。「魂の語り」では、ずっと風が吹き続けていました。先生のピアノに高麗さんの言葉が乗っているのか、高麗さんの言葉に先生のピアノが乗っているのかわからないくらい、同時に風が吹き続けていました。音楽は「五女山の風」とお聞きし、拍手喝采です。素晴らしい12月24日を皆さんと過ごせて、本当に嬉しいです。すべては来たる新しい年に向かっているのだとわかれば、何もかもがわくわくして愉しくなる今日です。ありがたいなぁと、つくづく思います。ありがとうございます。

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京都コンサートホール 大ホールにて
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北の地 美しい秋の日に恵まれました
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桐箱書