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京都の一日


今日は、ずっと前から京都で過ごしたいと決まっていたので、東京経由で夜行バスに乗って、仙台から参りました。

着いてみて、人が少ない事に大変驚きました。
東北の震災の年、私は岐阜県高山市で皮膚炎の療養をしていたのですが、4月の高山祭の時も、同じ様に人がいなかったことを、思い出しました。

仙台にいて、今年は花の色も鮮やかで、街路樹の欅の木の葉の色も一枚一枚輝き、ザワザワと風に揺れる姿が実に気持ち良さそうだと感じておりましたが、京都の山の木々も様々な緑に色づき、生命力が萌え出る様です。とりわけ、細やかな葉を風に揺らして輝く楓の花が、可愛らしい赤に染まり、正に「見れど飽かぬ」という心地です。

この様な5月に、高麗さんがお誕生日を迎えられた事、真に嬉しいことと存じます。
コンサート前に、高麗ギャラリーカフェにて、お花のケーキと新五女山アイスコーヒーをいただきました。お花のケーキの上には、チョコレートの間に撫子の花が愛らしく飾られてあり、見た途端に「お誕生日、おめでとうございます!」と、申し上げておりました。
外でいただいておりましたら、それまでさやさやと八坂の塔の下の木立の葉を踊らせていた風が、ピタリと止む時間がありました。スタッフの方が、
「今、高麗さんがマーブリングをされていらっしゃるからかも」
と、おっしゃいました。
ひたすら働き続けていらっしゃる高麗さんを思いました。私も高麗さんの様でありたいと存じます。

高麗ギャラリーカフェを出た後、清水寺に行きました。清水の舞台は修復を終えておりましたが、やはり人はまばらで、清水の音、風の音、ふざけている若者の楽しそうな声が山に響いておりました。新しくなった手すりに手をかけ、山の木々と、眼下に広がる京都の街、その向こうの山並み、そして明るい水色の透明な空と、気持ち良さそうな白い雲を、しばらく見ておりました。光と風。

そしてホテルに戻って、高句麗伝説コンサートのLIVE配信に参加させていただきました。

始めの画面、琵琶湖に佇まれる高麗さんの、風に吹かれる後ろ姿か美しく、心が整ってまいりました。
始まりのギターの音色、そしていだきしん先生と高麗さんが向き合っていらっしゃるお姿が映し出され、胸が熱くなりました。

過去に生きた方々の真は、今、生きている人間に受け継がれていること。既成の歴史書を、ただそのまま読むのは、真の歴史を知ることにはならないこと。
いだきしん先生、高麗さんとお会いして、高句麗伝説コンサートを経験しなかったら、決してわからなかったことです。

今回の高句麗伝説コンサートでも、前にも経験したのですが、日本で王をお迎えする側の心を、我が事の様に感じました。国の衰退を感じ、日本に国人を派遣した王。そして、風の便りに、高句麗が滅亡したことを知った国人。魂から搾り出される様に、悲しくて苦しくて、ボタボタと涙が出ました。

それから、高麗さんが地球のことを表現された時は、みんなで生きていける喜びで泣きました。

身体の反応も強かったです。
心臓が特に痛みました。それから、高麗さんが「裏が表にひっくり返る」とおっしゃった時は、肝臓の辺りが、くるりと、布の裏表をひっくり返す様な感覚になりました。私の真も、ちゃんと表に表れる、と、期待しました。

明日は宮城の受講生と一緒に、琵琶湖のコンサートに参加させていただきます。

高麗さんが、ぐっすりお休みになれるといいなと思います。

ありがとうございます。

高橋 由珠

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