世界
マーブリングの桶のシートに厚い氷が張っていてマーブリングのカバーを背景に氷の中の落ち葉が綺麗っとはじまりまし今回のマーブリングです。仲間と、2月新たに高麗さんが調合してくださった薬膳茶が一袋あったのでみんなで分けていただきました。肺のなかも指先も足の骨まであったまり、高麗さんをお待ちしていると、おひさまの光がさしてきました。シリアの方々におおくりするマーブリングTシャツのサンプルを染めてくださって干す時に、あの大好きなシリア高句麗伝説100回記念で、高麗恵子さんが詠まれた「エブラ」「エブラ王国跡にて」の詩とその時の先生の音空間が広がっていて、胸がふるえるほど、うれしかったです。マーブリングが終わって片付けもおわった時、高麗さんの工房で、高麗さんがいれてくださった薬膳茶を再びいただきました。生命の芯からほころびる芽のように、みんな身体がやさしくなります。あぁーすごいなぁ…と高麗恵子さんの生命から生まれる倍音のようなこの広がりに、何万枚でも!という気持ちが生まれます。
コンサートの日、幻の高句麗カフェの洗い場にはいらせていただきました。前夜、マーブリング和紙の書に、高麗さんが書が入りたい額に合わせくださった額入れをみんなでして、書と額、中と外がピッタリということが、こんなに身体がすっとして、気持ちよくて、はやくできあがっていくことも、うれしいばかりでした。高麗屋さんの空間に設営してくださって、お客様が次々にいらっしゃいます。高麗さんは、両手で4つのサーバーに珈琲をいれ、お一人お一人の席までいかれ詩を書いてくださっていました。
みんな普段とは別の人の空気になって真剣に額の書と向き合ったり、一瞬にしてであったり、高麗さんの淹れてくださった珈琲を涙していただいていたり、この場にいられることも幸せです。心模様珈琲カップを洗うことも楽しくて、一人一人深く秘められた心に出会うこの場に居させていただき、本当にありがとうございます。
コンサートの一席に座らせていただき、ひきこもっている小さな自分の世界ではなく、「世界」を感じ、楽しかったです。
受講したての頃、乗り物にのれなかったのですが、青龍のコンサートポスターをみて、いくよりないと初めて京都のコンサートに参加した時、弦に錆のようなものがへばりつき、先生が闘いのようにやっつけて、最後に春の海に光りがさすように、弦に光がさしたことを今もわすれません。今は、まるで違う時がきたことをわかります。パイプオルガンの時は、地底と天上のさらに彼方までに沢山の光の柱がたっていくように聴こえて、そういう間に生きてるなんて、すごいと、生命躍動しました。
自分の問題はたくさんありますが、むきあい、手をうち、動いていきます。
尊い京都での経験をありがとうございます。