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世界の歪み


昨日、あるお寺で開かれた、40年間紛争の続くアフガニスタンで、ボランティア支援活動をされていらっしゃる方の講演会に参加致しました。私が今まで行ったことのある国の喧騒と変わらない街並と人々の暮らしですが、空には米軍の軍機が遠くに飛んでおりました。沖縄を連想させられましたが、実際には誤爆で病院に投下されたりと聞きました。また、何よりも目に焼き付くのが、ある不審者の写真です。住宅街に、住人でもなく、ただ立つ男は、帽子をかぶり、顔を布で多い、肩からは銃をぶら下げておりました。なんの為にそこにいるのか誰もわからず、また、いつ銃を向けられるかわからない緊張が伝わってきました。これが日常とは、とても子供を育てる環境ではないことは誰でも理解します。そして、講演者の言葉で、目の前で最愛の人を殺された人に、復讐、暴力はいけないとは言えない心の葛藤を伺い、自分の、表面的言葉を使っている薄っぺらな状態を恥、またその状態で平和とか吐かしていることが如何に傲慢かと思い知らされました。今は、ただ喋ることが億劫で、あの映像と現地の方々の生命かけてその地を離れずに暮らしている健気さと強い意志を見ると、下手な言葉は使いたくなくなっております。そして、この紛争が世界中であり、操っている実体が浮き彫りになっていると感じてなりませんでした。識字率の低い所ほど染まりやすいとも考えました。しかし、詩を愛する国で年に一度大会があり、文化的な国とも伺い、イメージを改めてました。
ありがとうございます。

田嶋利江子

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いだき京都事務所にて