不思議な感覚

昨夜は焦りました。正にもう出ようとした矢先に、提案書に対してどう思うかと意見を求められたからです。タイトルに違和感があると話している内に、時間がどんどん過ぎます。チラッと見た時計は、既にコンサートが始まっていました。慌てて打ち切り、脱兎の如く飛び出しながら「何てこった」と焦っても、どうにもなりません。ライブ配信も耳に入っているのかすら分からず、願わくば第二部に間に合いますようにしか頭にありません。東府中駅から全力疾走し、イヤホンから堤さんのアナウンスが流れ始め、祈る思いで会場に駆け込んだ時に高麗さんのアナウンスが始まりました。ギリギリセーフで始まった第二部は「天性」「目覚める絶好の場」とお聴きし、間に合ったことに感謝から始まりました。青い深い波が、押し広げていくように何度も打ち寄せます。際限なく無限に広がる世界に包まれます。後は何も記憶がありません。無心に、どこの世界に繋がったのでしょうか。拍手の音で我に返りました。アンコールの最後の音と共に、小さな星が胸に飛び込んできました。嬉しくて夢中で拍手を送ったコンサートは、あっという間に終わってしまいました。私は本当に府中のコンサートに行ったのだろうかと、今も不思議な感覚でいます。一体何が起こったのでしょうか。