三鷹コンサートありがとうございます

5月19日三鷹にてのコンサートに参加させて頂きました。

第一部　流れ

時の流れがあるのでしょうかというメッセージに時が過去から未来へと流れていくと思っている自分を感じます。この流れでいると悲しくなったり、虚しくなったりします。

何故か突然、母の郷里の沖縄の空港で地面に足をつけた時、地面から感じる生きていける感じに一気に胸が明るく開かれた事を思い出し、涙が溢れて止まらなくなりました。地面はいつも蓋がれていて、何も感じないまま生きて来たような気がします。何も感じないと生きていけず、小学校の2、3年の時でしょうか、生きていくのが嫌でならなかった時、朝、目を覚ましたらこの世のものとも思われない朝焼けに、あまりに別世界で美しい世界に、生きてみようと感じた事を思い出しました。

第二部　呪縛

一時でも呪縛から解かれて、人生を考えてみてはいかがでしょうかというメッセージに時の流れという呪縛から解放されたら、どうなってしまうのでしょうかと考えていました。

演奏がはじまると、頭ではキーンキーンという嫌な音がしますし、首根っこはガサガサいっていて、会場ではバッチンバッチンと変な音がしています。しばらくすると大きな波のうねりが見えて海の向こうから風が吹いて来ます。水が流れてぽたぽたと雫が草花に落ち地面にしみこんでゆき、流れはつながっていて、ずっとずっと流れています。ほんの少し前の事でも考えると首根っこがザワザワします。今。今がそのままの時は、身体がすっきりしています。少し気を抜くとさっきの事を考えては、ザワザワし、また、今、とこの繰り返しでした。ずっと、今であれば、様々な事を解決する事ができるように感じます。

アンコールとなり、これ以上美しい音は聞いた事がないと感じコンサートが終わりました。

本当に素晴らしい経験をさせて頂きまして、誠にありがとうございます。

平野優子