KEIKO KOMA Webサロン

三日間ありがとうございました


奈良行きの車窓から見える青々とした田んぼが湿気を帯びて香り立つように美しく輝いていました。京都も奈良もこれほど通う地になるとは思っていませんでした。高校卒業まで大阪で過ごしましたが、当時奈良は一度も行った記憶がありません。京都も数えられるほどです。東京に出てきてから再び関西の知らない地へ訪れ、自分ではわかりようもない真を知ることになりました。
夕方、今日中に確認してくれとせつかれていることがありながらもタイムオーバーとなり、コンサートに臨みました。気になりながらもふとコンサートが開催されることで滞っていることが一気に解消していくことを何度も経験していることが浮かび、コンサートに集中することが何よりと気持ちが切り替わりました。
大きな会場で織りなされる大スペクタクルは圧巻でした。それも作り物ではないのです。先日ファッション界のある一大チャリティーイベントのドキュメンタリーを観ましたが、映像では流すことないですが実現するにはおそらく理不尽なことも一杯あるんだろうと感じ、莫大なお金と労力を使っても作り物の域は出ないことが虚しいと感じました。真でなければ真の感動はないと生命はわかっています。
先生の太鼓はまるで見えるようにどんどん体の中が祓われていきます。当たり前のように叩いておられる太鼓ですが、どれほどの体力を使うのか想像もつきません。何かをやって疲れるのではなく、ずっと叩き続けられるそのあり方を自分もこれから身につけていかないとと感じます。一言一言力強く響く高麗さんのお声が生命の奥に響きます。覆われていれば完全に存在をわかることのない報われない魂が語ってくださる一言一言に胸が震えます。高麗さんが詩を詠んでくださる場に身を置けることに感謝し、中東の詩の文化を想い出し、詩にふれる機会がある人生は豊かと感じました。
コンサートが終わりスマホをつけるとせつかれていた事は綺麗に解決していました。三日間大きな経験を経て、今朝は静かにやる気に満ちています。やる気が湧いてこない状態が一番きついです。新しい始まりをありがとうございます。三日間誠にありがとうございました。

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高麗恵子ギャラリーにて
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モスクワにて
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杉並公会堂 大ホールにて