一歩前進
「人の心など分かるはずがない」という河合隼雄氏の文章(偉い心理学者がそういうのだからおもしろい。しかし、「心」なんて容易にわかるはずはないんだ。「簡単に決めつけず」見ていれば、意外に見えないものが見えてくる、と言われている。)を塾生と読んでいて、先日のお話の、「自分勝手に”境”を作っていきるな。」「自分のいてるところだけでものを見ないで、多様な世界を見よ。」ということが一層胸に落ちた。「自分は鬱だ。」といつも口にして何もやらない生徒や、「世の中は怖くて、生きていくのはしんどいこと。」と決めつけている大人に「この先どんなことが起こるか分からないじゃないか。」「思いもよらない自分の可能性に気が付くかもしれない。」「とにかくやりだしてみたらうまく行くかもしれない。」と繰り返し言った。自分にも言い聞かせていたのである。丁度、暑いほどの曇り空だった天気が、急に風が吹き、肌寒くなってきたので、「ほら、自然も変化し続けるのだ。ぼくたちも変わっていけばいいのだ。」と付け加える。
憂鬱に思っていた「持続化支援金」申請のための書類づくりも、なんとか原資料を作成できた。エクセルで表を作るのが面倒だと思っていたが、今の経理ノートをうまく利用できたのだ。一歩前進できた。