一夜明け
響きわたる音とともに表現される詩が身体の奥深くに響き、それにより身体の中からさざ波が沸き起こり、むせび泣きたい衝動にかられる「ある自分」がありました。私の中からは「歴史は終わった」と言う言葉が出てきたとともに、何か大きな幕が降りたようか感覚がありました。そして、真の人類の歴史の始まりの表現に、「長かった」とやっと待っていたことが到来した安堵のような、重荷を降ろすような気持ちが湧きました。今の私ではなく、私に現れた受け継いだ心は本物と感じました。なんと言う時、なんと言う場でしょうと振り返ります。そこに身を置かせて頂けためぐりに感謝よりありません。
誠にありがとうございます。
田嶋利江子