一つ、一つ
盛岡でのコンサートを、電車の中で途中からお聞きしました。メッセージは分かりませんでしたが、先生の音が一音一音、体に染み渡り、吸収され、泣きたい思いに駆られました。高麗さんの書込みで、メッセージを何度も読ませて頂きました。また、今の状況を踏まえ、盛岡から美しい緑の中での即興詩で、暗くなりがちな気持ちが明るくなります。ありがとうございます。先週、奇跡的に導かれた看護師さんとお会いしました。その方は休みの日でありながらも、夜2時間半も初対面の私の為に時間を割いて下さりました。初めてリンパ浮腫について、きちんとした説明を聞きました。1度発症したら完治することはないとの事実を受け止めるのに、涙が溢れました。ですが、「いかに最小限に抑え、自分らしく生活できるかを、私たちはお手伝いします。でも、やるのはご自身です。」との熱意に励まされ、前を向くことができました。今、医療用弾性ストッキングを試験的に着用しています。国が保険適用で補助してくれることも、初めて知りました。先生の診療を受けるまでの効果測定だそうです。専門知識をお持ちの方が傍にいて下さり、いつでも相談に乗って下さるありがたさは、どの病院に行っても首を横に振られ、1人どん底に堕ちた時と比べようもありません。急激な浮腫悪化による皮膚の色素沈着や硬化した部分には、先生の音楽を聞いたオリーブオイルで、毎晩足に声をかけながらマッサージしています。太く浮腫んだ自分の左足の痛みと不自由さに、時には打ちひしがれることもあります。焦らず、目に見える症状に振り回されることなく、一生つきあう自分の左足と向き合うには、何よりも自分に素直になることです。それは、自分に言い聞かせることではありません。一つ、一つ、気づいたことを行っていきます。