リフレイン

11月1日、高句麗伝説。この日のために、何日も前から大勢の魂が向かっているのを感じていました。いだきしん先生のパイプオルガンは全身を貫き、太鼓の音は 光を閉じ込めた胸奥の固い扉をノックし続けるかの如く、自分は開放される直前の痛みを一打ごとに感じ受けるかのようでした。そして好太王様を現すサックスの深い音色。更に作品「高句麗」冒頭のリフレインと先生の今の音が交ざり合い、揺れる音像にはっとし、髙麗さんの語られる若光王様の御言葉が重なるに至っては震え感涙止まず…。心身は放心状態になっていました。
見渡せば この日いらした方々。やっと足止めされていたアフリカから帰国し 先日まで遠隔で配信を聴き続けていた米人の友人は、８ヶ月振りに生で参加でき 眼を潤ませています。終了後「チチはコマさんのお父さん。テーマ音楽をもう覚えたよ」と伝えてくれました。以前の高句麗伝説が迎賓館からであったことを この人の配信を聴いていた話で想い出し、大会場で再会でき感慨深いです。
先日 髙麗さんが出演されたラジオパーソナリティの方はお友達と参加され、想像だにしなかった凄い内容！と瞳輝かせ話されていました。そして30年来のかつての仕事仲間も参加叶い、皆さん無事に開始から席に着かれ、各々が 極上の時を過ごされたことに安堵しました。
イラン、テヘランからも仏パリからも連絡あり 世界で 高句麗伝説 の一時を共にしたことを実感します。また、世界へ伝搬していくエネルギーは「真の実現」との髙麗さんのラストの御言葉に象徴されるよう。その御声は空間を一直線に翔ぶように清冽に響き渡って行かれました。
未来のみに生きる 新たな時。賜りまして 真にありがとうございます。
岩村ゆかり